新型コロナウイルスの関係で在宅時間が増えたことにより、この機会に何か新しい趣味を始めてみようと考える方も多いのではないでしょうか。しかし、今まで手作りをしたことがなくて……となかなか踏み出せない場合もあるかもしれません。
クロスステッチが手芸未経験者、初心者におすすめなことをご存じですか。いまからクロスステッチがおすすめの理由七つをご紹介します。
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クロスステッチとは
クロスステッチとは刺しゅう糸を×に交差させて刺していく技法です。図案にしたがって布のマス目を全て×で埋めていきます。難しい技法ではないので初心者にも取り組みやすくなっています。
クロスステッチがおすすめな7つの理由
クロスステッチが手芸初心者におすすめの理由はいったいなんでしょうか。いまからひとつずつ紹介したいと思います。
クロスステッチで最低限必要なのはアイーダやジャバクロスと呼ばれる専用布、クロスステッチ針、25番刺刺しゅう糸、図案になります。糸切ハサミもあると良いでしょう。どれも手芸店などで手に入り、価格もリーズナブルなものなので金銭的な負担が少ないです。
たくさんの技法があるフランス刺しゅうと違い、クロスステッチではたった一つの技法を覚えるだけで始められます。多少不器用な場合でも慣れればすいすい刺しゅうすることが可能です。
上記のようにクロスステッチでは覚える技法はたったひとつなので、クロスステッチの基礎本などでの学習でも大丈夫です。最近ではネット動画ややり方を説明しているサイトなどもあるので参考にすると良いでしょう。
単純な技法で始めやすいクロスステッチですが、人気の秘密は多種多様なデザインになります。可愛いワンポイントのモチーフから絵画のようなものまで、どのレベルにも対応しています。また図案の通りに刺して行けば見本と同じような仕上がりなるところも魅力のひとつです。
クロスステッチは子供から大人まで楽しめます。子供の場合は針と糸がきちんと持てる小学生くらいからがおすすめでしょう。子供向けに布のマス目が大きく、糸も太めでできるキットなどもあるので活用すると良いですね。大人の場合も小さな図案から大きなものまでたくさんあるので好きなデザインを選べます。
クロスステッチの発祥は古代ビザンチン時代(4世紀)のトルコだと言われています。そののちイタリアを経てヨーロッパ全土へと拡大し世界中に伝えられていきました。各国の風土や文化に合わせたデザインが考えられ、現在に至るまでたくさんの図案が生み出されました。クロスステッチをする人は全世界におり、今でも愛されています。 外国の図案を刺しゅうすることでその国の文化に触れられることも人気の秘密です。
マス目を数えながら、図案の通りに刺していくため非常に手先と頭を使います。またきれいに刺すために、パズルのピースをはめる時のようにどのような順番でさそうかと考え続けます。最近、脳科学の研究によりクロスステッチが脳トレになることがわかりました。このことからもクロスステッチをすることでボケ防止になるでしょう。
クロスステッチで生じる3つの悩みと解決策
クロスステッチをすることでのお悩みは、単純作業なので飽きてしまい最後まで刺せない、または目が細かいので目が疲れる、すぐ間違えるなどでしょうか。ではどうしたら解決できるか見ていきましょう。
この場合におすすめなのが、毎日時間を決めて作業する、もしくはこのモチーフまでは刺す、など目標を決めると良いでしょう。音楽を聴きながら取り組むのも良いです。
目が細かくて疲れてしまう場合はマス目が大きいものに変えてもよいかもしれません。もしくは拡大鏡を使ったり、長時間は刺さないなどの工夫をしましょう。
集中力が途切れたり、眠くなってくると目を数え間違ってしまうことがあるのでその際は休憩しましょう。また疲れていないけど間違えてしまう場合は、図案に印をつけたり、都度見比べて間違えが無いかを確認するとある程度の間違えは防げるようになるでしょう。
クロスステッチ初心者におすすめのキットとは
クロスステッチ初心者がいきなり大きな作品に挑戦すると最後まで完成できなかったり、途中で間違えてしまい嫌気がさしてしまうでしょう。そのため、最初は小さ目の作品だったり、マス目が大き目なものから挑戦して慣れることをおすすめします。
以下におすすめのキットをご紹介しますので参考にしてみてください。
クロスステッチに挑戦してみよう
これまでクロスステッチが初心者におすすめの理由や、悩みと解決策、おすすめキットなどについて解説してきました。刺しゅうの中ではクロスステッチは一番取り組みやすいものですし、「飽きたりしないだろうか?」「なんだか疲れそう?」という悩みに関しては最初から長時間しようとせずに短時間におさめたり、こまめに休憩を取るなどの対策をすることで解決できるでしょう。
ぜひ手芸初心者におすすめのクロスステッチに挑戦してみてください。