これからクロスステッチを始める初心者は「どのメーカーの刺繍糸をそろえたら良いのか迷う」という方もきっと多いことでしょう。最初のうちは刺したい図案に合わせて糸を買い、気付いたら色々なメーカーの刺繍糸が中途半端に集まっていたりしますよね。
それが続くと中途半端に増えすぎてしまい管理や収納にも困ってしまうでしょう。今後もクロスステッチを続けるならばメーカーを決めた方が金銭的にも負担が減ることにお気づきでしょうか。
そこで今から初心者さんがどの刺繍糸のメーカーをそろえたら良いのか、また選び方のポイント3つについて解説します。
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現在、日本でよく使われている刺繍糸のメーカーはDMC、COSMO、オリムパスになります。一般的にどこの手芸店でも取り扱いがあるのが、DMCとCOSMOでしょう。他にはドイツ製のアンカーなどもありますが、アンカーは手芸店で取り扱っていることが少ないため、通販で入手することになるでしょう。
ちなみに通常、刺繍糸と言うと25番刺繍糸を刺していることが多くなります。
メーカー別の刺繍糸の特徴を簡単に紹介します。
フランス製の刺繍糸であるDMCは世界的に有名な刺繍糸のメーカーです。そのため、海外でも使われていることが多いでしょう。発色がこっくりとした感じの鮮やかさがあるので、遠目からもわかりやすくなります。
国産の刺繍糸であるCOSMOのため、日本国内のステッチャーに根強い人気があるでしょう。日本製らしく繊細な色やグラデーションが特徴です。発色もやさしいのでふんわりとした作品になるでしょう。日本のクロスステッチ作家さんが使用していることが多いでしょう。
同じく国産の刺繍糸であるオリムパス。こちらは日本産ながらもDMCのように発色がパステル調の鮮やかさがあるのが特徴です。元気が良い色使いになるので、可愛らしい作品になるでしょう。
主な刺繍糸の特徴を説明しましたが、具体的にどのメーカーにするのか選び方のポイント3つを紹介します!
始めたばかりの頃はあまり好みがないかもしれませんが、数を重ねるうちに好みのデザインが見つかってくるでしょう。好みのデザインは大体同じ作家さんのものだったりするので、同じ刺繍糸のメーカーを揃えるのをおすすめします。
刺繍作家さんもそれぞれ好みのメーカーがあるので、仕事以外では自分の好みの刺繍糸ばかり使っていることが多いです。
実際に色を見て刺繍糸を選びたい場合、または通販で購入するのが面倒な時は自宅近くの手芸店が取り扱っているメーカーで揃えると良いでしょう。PCの画面上で見るとのと実物はやはり色が違って見えたりします。
いくつかのメーカーの刺繍糸を使うと、自分の好みの色つかいだったり、刺しやすさなどわかってくるでしょう。好みがはっきりしている場合は、そのメーカーの刺繍糸を集めるのをおすすめします。
糸を数十本揃えると、今度は使う、使わない別として集めたくなるのがコレクターの心理でしょう。メーカーが出している糸見本帳が一冊手元にあると全ての糸を一度にチェックできて便利です。糸の追加や廃番は時々ありますが、大幅に変わることはないので1冊持っておいて損はないでしょう。
最近はダイソーやセリアなどの100均でも手芸コーナーが充実しており、刺繍糸もなども販売されています。お試しや子供が使う分には100均のものでもOKですが、色落ちしやすかったり、切れやすいなども難点もあるので本格的な作品に使う場合は避けるようにしましょう。
一つのメーカーで刺繍糸をそろえているけれど、別のメーカーが指定されている図案を刺したいという場合は誰しもあるでしょう。わざわざ買い集めるのも金銭的に負担ですよね。
そういう時は、近似色で代用するという方法があります。またネットで検索すれば各メーカーの糸番号をそれぞれ対応しているサイトもあるので、参考にすると良いでしょう。
https://www.shugei.net/info/color_2.html (クロスステッチ館様のサイト)
いくつかクロスステッチしてみてこれからも続けたいと思ったら、好きなメーカーの刺繍糸を集めることをおすすめします。糸を集め出すとモチベーションアップにも繋がり、さらに色々なデザインに挑戦してみたくなるでしょう。
好きなメーカーの刺繍糸を集めてぜひ本格的にクロスステッチしてみてください!