刺繍作家ってどんな仕事?やりがいや働き方、気になる収入などについて解説します

刺繍作家がどのような仕事をしているか、皆さんご存じでしょうか。「職業、刺繍作家」と言われても、ほとんどの方が「刺繍講師なのかな?」「刺繍のハンドメイド作品を売っているのかな?」という認識かもしれません。

そこで本記事では、あまり知られていないであろう、刺繍作家がどのような仕事をしているのかについてご紹介したいと思います。

刺繍作家の定義

刺繍作品のデザインを自分で考えて、そのデザインを刺繍糸を用いて作品を作る人のことです。デザインなどは考えて刺繍は機械などを用いる場合などもありますが、あくまでも手仕事でデザインから制作まで請け負ってこそ刺繍作家であると言えるでしょう。

知っていますか?刺繍作家の仕事内容とは

刺繍作家の仕事は雑誌や書籍に、デザインや作品を掲載したり、著者本を出版、または企業とコラボして刺繍キットを制作したりなど依頼を受けての仕事も多くなります。また個展を開いたり、作品を展示販売するなどのアーティストとしての活動をしている方も多いでしょう。カルチャーセンターの講師をしたり、もしくは教室を主宰し、オリジナルのデザインを用いて生徒に教えるなどの活動をしている人も多数います。

仕事を請け負ってから納品までどのような流れなのか?

仕事の流れを簡単に説明します。

  1. 編集部やライターさんからメールや電話などで依頼がある
  2. 書籍名やテーマ、使用する材料のメーカーなどの詳細が提示される
  3. テーマに合わせてデザインし、デザイン画を提出する(修正依頼などもある)
  4. 材料が送られて来て、制作に取り掛かる(自分で材料を準備することもある)
  5. 納品する

依頼から納期まで期間は様々ですが、短いものだと3週間~平均1か月程度、書籍の場合だと作品数が多いため、半年くらいなど様々です。

こっそり教えます。気になる収入は?

雑誌や書籍などではデザイン料(もしくは原稿料)として報酬が支払われますが、1作品、もしくは1ページあたりデザイン+制作料込みで数千円~数万円という報酬である場合が多いでしょう。著者本などになると作品数も多いため、数十万(+印税)になることもります。しかし、材料代も込みなのか、持ち出しが必要なのかはその時によって違いますので気になる場合は確認したほうが良いでしょう。

マスメディアの仕事は基本的に単発であったり、取引先から依頼があって請け負うことが多いため、仕事が多い月と少ない月があるなど収入にもバラつきがあります。そのため、毎月安定した収入を求めている方にはちょっと難しいかもしれません。

安定収入を得たい場合は、並行して教室や講師をしたり、ネット販売なども取り入れる方が良いでしょう。

あくまでも上記のケースは私個人のケースです。もっと精力的に活動されている方はこの場合に当てはまらないと思います。

「締め切りに間に合わせるのが正直大変…」でもやりがいはあります!

この仕事で一番大変なことは、意外と納期が短いことが多く、それでも間に合わせないといけないときです。仕事が重なったりしてどうしても時間的に厳しい場合は、事前に相談すると少し延ばしてもらえることもあります。しかし、1日から最高3日程度なので、少し時間がかかりそうな作品の時はスケジュールを組んで取り組むようにすると良いでしょう。

しかしながらも、自分の作品が世に出た時の喜びはひとしおです。また、多くの人が喜んでくれたり、反響があった時は一番嬉しい瞬間でもあります。そのためにこの仕事を続けていると言っても過言ではありません。

刺繍の仕事を継続して得るたった1つの方法とは

どの仕事にも共通して言えることだと思いますが、全力で仕事に取組み、与えられたテーマに沿ったクオリティの高い作品を作ることが大事になってくるでしょう。ものつくりする人にありがちだと思うのですが、自己満足になり過ぎない作品になることも大切だと言えます。以上のことに気を付けながら、ひとつひとつの仕事を確実にこなすことで、仕事を継続して得られるでしょう。

好きなことを仕事に。刺繍作家として働く

趣味を仕事にできたら良いなと考える方も多いでしょう。けれども趣味から仕事に変わると、もはや息抜きや気分転換にはならず、締め切りに間に合わせるためにがむしゃらに作業しなければならないということもあります。また仕事内容が自分の苦手なものの場合もあるでしょう。しかしながら、どのような仕事も自らへのミッションとして受け止めてこやり遂げることで、クリアした時に大きな達成感が得られるのも事実です。

最後に

これまで刺繍作家の働き方や仕事内容など紹介してきました。どのような仕事なのか少しでもか興味を持っていただけたり、刺繍作家になってみたいと思っている方の参考になれば幸いです。

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